人間関係の鍵:他者理解の重要性

今回は、「他者理解」に焦点をあて、私なりの考察と数秘術の上手な使い方を書いて行こうと思います。

1.他者理解が重要な理由

そもそも、「人間関係」は私たちの生活において極めて重要な要素であり、実はその鍵を握る要素は2つあります。一つは前回のブログに書いた自己理解。そしてもう一つが他者理解です。

自己理解が何よりも重要で大切と私は考えますが、自己理解をするために必要不可欠なのが他者の存在です。私や自分という概念は相対的な概念であり、「わたしとあなた」という2つが存在して初めて認識できるのです。

そのため、他者を理解しようとする努力は、自分をより深く知る行程でもあると考えます。その副産物として、コミュニケーションや協力関係を円滑に進めるスキルを身に着け、他者との深いつながりを築けるのです。

2.一般的な他者理解とは

さて、一般的に他者理解とは、相手の感情や視点を理解し、尊重することから始まります。他者がどういう考えを持ち、どのように行動するのかを、会話やそれをもとに想像することで、他者を理解しようと努めます。他の人の立場や経験を尊重し、共感することで、信頼関係が築かれ、対立や誤解を減少させることができます。また、他者理解はコミュニケーションスキルを向上させ、効果的なコミュニケーションを可能にします。言葉だけでなく、非言語コミュニケーションも含まれ、相手の感情や意図を読み取る能力が重要です。

さらに、他者理解は協力関係を築く上でも鍵となります。他の人々と協力し、共同の目標を達成するためには、相手のニーズや価値観を考慮し、優先することが必要です。他者理解があることで、チームやグループ内での協力が円滑に進み、成功への道が開かれます。

要するに、他者理解は人間関係の基盤であり、個人としても社会的な組織としても重要なスキルです。他者理解を深めるためには、積極的に相手の視点を尊重し、共感する努力を惜しまず、コミュニケーションスキルを向上させる努力をすることが不可欠です。そして、その結果、より豊かで健全な人間関係を築くことができるでしょう。

ここまでが、副産物の視点からみた他者理解の方法であり、効果です。

3.藍玉が数秘術と心理学から理解した他者理解とは

私は、「自己理解をするために必要不可欠なのが他者の存在です。私や自分という概念は相対的な概念であり、「わたしとあなた」という2つが存在して初めて認識できるのです。そのため、他者を理解しようとする努力は、自分をより深く知る行程でもあると考えます。」と最初にお伝えしました。

相対的な関係を数秘術の視点から見ると、「1」という数字は自分だけの世界があり、そこには他者は存在しません。そのため、1を持つ人は、自分の意思決定や行動に他人の視点や、他人のことを考えるということはなく、自分一人で自分の思うまま決めて行動します。

逆に「2」という数字には、世界の中に自分と他者の二人がいます。そのため、2を持つ人は他人の視点を考えたり、配慮したり、意思決定や行動にも自分だけではなく、他人を考慮に入れます。

数字の持つ意味として一つ一つは説明しませんが、誤解を恐れずに言うと、奇数の人は自分中心、偶数の人は他者中心の傾向があるように思います。例外的に9の人はすべてを包含しどちらでもないようです。

例えば7の人は、物事を追及するタイプです。他者がいることは認識していますし、人当たりもいいのですが、「自分の意思決定や行動に対して他者に干渉されたくないタイプ」といえます。

一方6の人は、自分の意思決定や行動が常に他者ありき。「自分がこうしたい」という動機よりも「周囲が、あの人が」という基準があるようです。

どちらも良い面悪い面はあり、それが個性に繋がりその人らしさを形成します。

そして、案外本人はそういう自分の個性に気が付いていなかったり、両親や家族との関係や過去の経験から違う生き方を選んだりしています。そうなると「生きにくい」と感じたり、「心身の不調」として現れたりします。

特に、マスターナンバーと呼ばれる11、22、33、44を持つ人は、感受性が高く勘の鋭い人が多いようです。相手の気持ちを察して上手く距離をとることができますが、繊細がゆえ、ネガティブな波動をもらいやすくもあります。

そのため、他のナンバーの人よりも生きにくかったり、原因不明の心身の不調を感じたりする方も多い傾向にあります。

自分の個性や気質に逆らった生き方をしているのは、まさに自分を知らないからと言えます。では、自分を知るために他者が必要な理由を6の人を例に説明していきます。

6の人は穏やかで母性的な面があり、人の面倒をみたり、人のために行動する肝っ玉母さんタイプといえます。また美しいものが大好きで、インテリアにもこだわり、心地よい空間を作ることに幸せを感じるかもしれません。

逆に自分の善意を押し付ける傾向もあり、お願いされてもいないのに先回りしておせっかいをやいて、相手が感謝しないと怒り出したりします。また、相手を自分の思うようにコントロールしたいという面もあります。

この短所の部分が他者とのかかわりがないと気が付きにくい面でもあります。

例えば、

6の人が7の人に対して、フレンドリーに接してお世話をやいたり、困りそうなことを先回りして調べたりアドバイスしたりするとしましょう。

すると7の人は、干渉されたくないので、表面上は受け取りますが、アドバイスはきかない場合が多いし、ほっといて欲しいことの方が多いようです。

少し極端にいうと、それに気が付かないまま6の人が同じようなかかわりを続けると、7の人が怒るか離れていくか人間関係が破断したり、6の人自身もどうして「わかってくれないの」イライラしたりします。

この時に6の人は自分の中にある個性として、善意の押し付けや支配欲に気が付くかもしれません。7の人の個性に触れて今まで気が付かなかった自分の個性に気が付くのです。

それでは、トラブルになる前にできることはないでしょうか?

それが、「他者理解」です。二人が友好的な人間関係を作り、続けて行くには、6の人が自分を知り、他者である7の人の個性や気質を知ることが必要です。

数秘術に限らず、占いや心理学は他者の個性や気質の傾向を知るには便利なツールです。

それらのツールを使い7の人を知る努力をし、自分とは違うところ、共通するところを探していきます。干渉されたくない人に対して、何度も干渉したら相手は嫌な気持ちになりますよね。

共感できなくても、理解できなくてもいいのです。「7の人はそういう考え方や行動をするんだ、そういう個性や気質があるんだ、だから私(6の人)のお世話や善意でやってあげている事に対しても嬉しくないんだ」と気づけることが大切です。

その気づきの中に、

「自分とは違う価値観で生きている人に自分は勝手に自分の価値観を押し付けて、嫌がられているのに感謝されないと怒っていた」という事は「自分には他人を支配して、感謝されたい、感謝して当然という傲慢なところがあったんだ」とさらに深い気づきがあるでしょう。

もっと深くもっと深く探求していくと、そのような個性や気質に至った原因や感情が隠れています。数秘術的には6の生まれつきの個性と生育過程で身に着けた鎧を知ることです。

「他者理解は自己理解につながる」藍玉の説はなんとなくイメージしていただけたら嬉しいです。

そして、そこから相手との距離感を考え、お互いが心地よいコミュニケーションがとれるように工夫が生まれてくるのではないでしょうか。とはいえ、一朝一旦には改善は難しいでしょう。人間はどんなに劣悪な環境、マイナスな考えであっても、そこから変化することに恐怖を感じます。ホメオスタシスは身体だけでなく心にもあるのです。変わることへの抵抗は想像以上です。でも、良い人間関係や幸せな生活、今の状態から抜け出したいという信念など目指すものがあるならば、人は少しずつ変れます。

今までの人生の中で苦しい事や悩みも沢山あったけどなんとかやってきた、という方がほとんどではないでしょうか。そう、このまま今生を全うすることもできます。それはまっとうすると言う点においてもう成功者です。ただ、もう少し「自分とは何者か」「なぜ他者とぶつかるのか」など探求するのもいいかもしれない、そう思われた方は、数秘術を使った自己理解と他者理解を体験してみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございます。きっと今日は少しだけいいことありますよ(^^♪

結び

不定期ですが、徒然なるままにブログを更新していきますので、ぜひお楽しみにしてください。皆さんの人生が輝きに満ち、自分自身とのつながりを深めることができるよう、数秘術占いココロクの藍玉が応援しています。

「自分を知り本当の自分を解き放つ」アクアマリン大好きの藍玉でした。

次回は私藍玉が「推し活~好きな人・モノがることの幸せ~」と題して、皆さんと共有したいと思います。不定期ですが、徒然なるままに…書いて聞きます。

「自分を知り本当の自分を解き放つ」アクアマリン大好きの藍玉でした。

投稿者プロフィール

藍玉(らんぎょく)
藍玉(らんぎょく)
わたしは数秘術占いを使って、『運命を紐解く数秘術ライフコーチ』として内なる自分を開放し、占いとカウンセリングで、理想の未来を実現するお手伝いをしています。