第二弾:7つの原理原則の詳細説明編
早いもので、もう2月も末!まだまだ寒くて、春が待ち遠しいのですが、これも、この世の原理原則に従った周期でありリズムなんですよね。まあ、人類的には季節のリズムがちょいちょい厳しいものになっていますが・・・。
突然ですが、こんな和歌をおそらく中学校で習いませんでしたか?
百人一首にも和歌にも詳しくありませんが、この唄がずっと好きなんですよね。
「君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ」(百人一首:光孝天皇)
(愛する人のために、春の野原に出かけて、若菜を摘んでいる、私の衣の袖に、雪が降り続いている)
今の季節(2月)にぴったりだなと、そして、愛情深い様子に心うたれるんですよね。
これも、雪がはらはら振ってきたとう刺激によって、生まれた心の反応をつづった一句。
さて、「7つの原理原則の詳細説明編」を書いていきますが、実をいうと原理原則はシンプルでありながら深すぎて、「詳細?」って文章でお伝えするのは結構困難。動画でも数時間の内容になりそうなので、少しでもニュアンスが伝わればいいなと思います。
★この世の原理原則:7つの原理原則
【原理原則 1】 刺激と反応
この原則は、宇宙のあらゆる現象は、「刺激」とそれに対する「反応」という形で現れることを示している原則です。
エネルギー、自然現象、人間関係など、あらゆるものがこのパターンに従っています。
例えば、「雪が降ってきた」という事象は、目や体感温度、皮膚感覚に物理的な反応をもたらす刺激となります。そして、感情や思考にも影響し、「綺麗だ」や「寒いからいやだな」などの反応が起きます。
実は一番重要なことは、人間は刺激に対する反応を「選択」できるということです。
これは、私たちが自分の人生を主体的に創造していく上で非常に重要な視点になります。
私たちは、無数の刺激へ反応し、その反応により毎日が作られていることに目を向ける、意識する必要があります。
例えば、口うるさい上司の注意(刺激)に対して無意識で反応するとムカつきますが、一旦刺激と反応の間に間を置くと「ムカつく」ではなく、「失敗を回避できてありがたい」という反応を返せるかもしれません。意識しないと反射的に「ムカつく」と反応してしまい、自分が心穏やかには過ごせませんし、何よりも優先して「口うるさい上司、ムカつく」という嫌な感情を抱き続けることになります。
大好きな人や、かわいいペットのことで頭がいっぱい、心がいっぱいの方が人生楽しくないですか?
「私たちの認識や感情、思考も、全て刺激に対する反応であり、人間は刺激に対する反応を「選択」できる」と理解することが、この原則の核心です。
もう少し例を書いていきますね。
- ピンチはチャンス!
何か出来事が起きた時、それに対してどう反応するかは自分で決められるとお伝えしました。
例えば、急に宿題が出されたとき。
「えー、めんどうくさい」と思うかもしれないけど、「これを終わらせたら、ゲームのヒーローのように、ステージが一つ上がるぞ!」と考えることもできますね。
よく言われることですが、「同じ出来事でも、考え方一つで全然違う結果になる」ものです。
辛いことがあっても、それを乗り越えるチャンスに変えれば、もっと強くなれる、まるでジャンプ漫画、ゲームやアニメ、映画のヒーロー物語のようですね。人生とは、そういう物語なのかもしれません。と最近は感じます(笑)。
- 刺激と反応の連鎖
すべての出来事や状況は、刺激(何かが行われる、もしくは出来事が発生する)とそれに対する反応(それにどう対処するか)から成り立っています。そして、その関係が生きている限り続いていくのが人生なんですよね。
では、少しでも自分らしく生きるにはどうしたらいいのか?人間が他の生物より持っている能力(たぶん)、「刺激に対する反応を選択する能力」を最大限使っていくことだと思います。
つまり、外部の刺激に対して、どう反応するかは自分でコントロールできるということなんです。
なので、1日気持ちよくご機嫌に過ごすか、いやな気持で怒り心頭で過ごすかは、自分で選べるということ。どっちがいいですか?
大切なのは、外の刺激がどんなものであれ、「自分の反応を選べる」ということを意識すること。それだけで、現実や関係する人とのつながりが変わって見えてくるかもしれませんね。
それは、すなわち、「生きやすくなる」ことに繋がりますよね。
【原理原則 2】 原因と結果
この原則は、あらゆる結果には必ず原因があるということです。
これもよく言われることですが、私たちが今経験していることは、過去の行動や思考の結果です。成功も失敗も、全て原因があっての結果であり、偶然に起こることはありません。
重要なのは、「結果をコントロールしようとするのではなく、原因となる自分の行動や思考をコントロールすること」です。私も含め多くの方は、結果をどうにかしたい、コントロールしたいと思いがちですが、結果だけを変えることはできません。
もし、結果を変えたいのなら、その原因を変えるしか方法はないのです。
例えば、花を育てる場合に、種をまき、水をやり、世話をするという原因があって、初めて成長し、元気に花を咲かせてくれるという結果が得られますよね。水もやらず、放置すれば枯れてしまいます。
では、どうすれば欲しい結果の得られる原因をつくれるのでしょうか?
端的に言えば、「良い結果が欲しいなら、良い種をまく必要がある」とういたってシンプル。
例えば、数学のテストで良い点をとりたいなら、ちゃんと勉強するという「原因」を作らないといけない。頑張った分だけ、良い結果につながる典型例ですね。ただし、数学の成績を上げたいのに英語の勉強するのは、頑張りの方向性を少々誤っていますので、原因を作る方個性も間違わないことが大事ですね。
くどいですが、「望む結果を手に入れるためには、適切な原因を作り出すことが必要」。
そのため、普段からどんな原因を作っているかを意識して行動することは大切ですね。
もう一つ、仕事の場面で例をあげてみます。
例えば、職場でプロジェクトが成功したとき、その結果の背後には計画的な準備やチームでの協力、適切なリソースの投入といった原因があるはずですね。失敗に関してお同様です。
だから、次の成功を狙うならば、これらの原因をしっかりと再現し、さらにプロジェクトごとに時代に合った、消費者に合ったさらなる改善をすることが重要になります。
このように、日常の中で見る「結果の背後」に「どんな原因があったのか」を考えることで、次の行動をどう取るべきかが見えてきます。
【原理原則 3】 鏡と投影
実は、私たちの「内面は、外側の世界に投影されている」と教えてくれる原則です。
これも心理学・自己啓発かいわいでは有名な教えですね。
私たちが経験する出来事や周囲の環境は、自分自身の内面を映し出す鏡のようなものということです。世界は、私たちがどう捉えているかによって、良くも悪くも見えるものですね。
例えば、同じ出来事でも、ある人は「最悪だ」と感じ、別の人は「学びの機会だ」と感じるかもしれません。この違いは、その人が持つ内面の状態によって生じます。
カウンセリングなどの何らかの悩みを聴く場面では、相談者が抱える問題の根源が、相談者の内面にある投影である可能性を忘れてはいけません。
重要なのは、「世界を変えようとするのではなく、自分自身を変えることで世界が変化する」という視点を持つことです。
「自分の内面は、外側の世界に投影されている」ということを、わかりやすく表しているのが、
恋人や友達、家族など親しい関係の人々です。彼らとの関係性が自分の心を映す鏡となっています。
例えば、恋人にイライラすることがあったら、それは自分が何かを期待しすぎているのかもしれませんね。もっと愛して欲しい、自分だけを見て欲しいという自分の内なる声(無意識)が反応しているのかも。
そして、大事にされないイライラは、実は自分の中にある、自分もさほど相手を大切に思っていないという、内面が恋人に投影され、過剰反応しているのかもしれません。
特に、自分では認めたくない、押し殺した感情は時に外界の誰かを通じて目の前に現れます。
実は心の奥底では、そんな黒い感情も認めて欲しいとあなたに訴えているんです。
この一見マイナスの感情も、あなたが壊れないように守ってくれる大切なナイトとも言えます。
相手に対してイライラを感じたら、あなたを守っている黒いナイトを知り、認めるチャンスです。
黒いナイトもあなたの一部です。認めて感謝すれば、あなたの人生を自分らしく、幸せに生きる手助けをしてくれるでしょう。
「自分の心が変われば、周りの世界も変わって見えるようになる」というのは詭弁ではなく真理です、と実感しています。
これを少し心理学的な感じで言い直すと、
内面の価値観や潜在的な思考パターンが、外部の現実に投影され、反映されるということです。
感情や思い込みがその例ですね。自分が抱えている課題や感じ方が、他者との関係や状況に影響を与えることも多いということです。
職場での人間関係についての例をあげてみます。
例えば、職場で「同僚がいつも仕事が遅くてイライラする」実は自分がその人に対してもっている期待や理想が原因になっていることが多々あります。
このとき、実はあなた自身が「仕事は迅速かつ完璧にこなすべきだ」という強い価値観や理想を持っていて、それを実現できていない(あるいは過去にできなかった)自分自身を無意識に責めている可能性があります。
つまり、同僚の遅さに対してイライラする気持ちの裏側には、あなた自身が自分の理想に届いていないことへの焦りや罪悪感、劣等感などが隠れていることがあります。
このように、相手に感じる不満は、自分が抱えている「理想通りにできない自分への不満」という内面の未解決の問題が、相手の行動を通じて表面化したものだと考えられます。
この原理を知ることで、自分の内面を見つめ直し、現実の見方を変えることで、より良い人間関係や自分自身の理解につなげることができると思います。
【原理原則 4】 振動と共鳴
「全てのものは振動しており、同じ振動数のものは共鳴し合う」という原則です。
俗に言う「引き寄せの法則」をこの原則で説明できます。
言葉も振動であり、私たちの発する言葉は、周囲の人々や環境に影響を与えます。
似たような考えを持つ人たちが集まるのも、共鳴によるものです。
また、動物だけでなく、静物や鉱物、存在するあらゆるものは、原子の世界まで見ていくと、原子の周りを電子がまわることで、常に動いている、常に振動しているというのが、現代科学の主流になりつつあります。
重要なのは、「自分自身が良い振動を発するように意識し、良い共鳴を引き寄せること」です。
音楽のリズムや周波数も、この原理に基づいた共鳴現象を起こします。
「この良い振動を発する」は、原因と結果、刺激と反応にも言い換えることができますね。
実はバラバラに見えて、全ての原理原則は互いにつながりあっています。もっと言うと、一つの原理原則を多角的に見ているだけとも言えます。
さて、話を振動と共鳴に戻すと、
「すべてのものはエネルギーを持って振動している」という現代物理学より導き出せるのが、
「自分のエネルギーを良い状態にすると、周りにも良い影響を与える」ということです。
例えば、元気な挨拶をすれば、周りの人も元気になる。落ち込んだ時は、好きな音楽を聴いて気分を上げよう。失恋した時は悲しい歌を聞いてとことん悲しもう(歌に共感してもらう感じです)
言い換えると、「あらゆる物体や感情、思考にはエネルギーがあり、それが一定の振動となって現実に影響を与えている」ということ。
では、日常生活の中で使うとしたら、「感情の調整」に力を発揮できそうですね。
例えば、気分が落ち込んでいると感じた時、自分の好きな音楽を聴いたり、趣味に没頭することで、自分自身の発する振動を上げ、ポジティブな感情や事象に共鳴させることができるようになります。これによって気分が持ち直したり、新しいアイデアが浮かんだりすることもあるものです。
言い換えると、落ち込んだ気分にフォーカスしていた思考や感情により、「これしかない」と思い込んで、選択肢がなかった状態から、複数の選択肢があることに気が付くことでもあります。
その状態で度の選択肢、どの道、どの感情を選ぶかはあなた次第ですけどね。
少なくともあなたは、あなた自身で自分の感情や思考を選択し、現実を作っていく覚悟ができますよね。その覚悟のあるあなたが選んだ道はどれも正解!
そんなあなたが発するエネルギーは、周囲に良い影響を及ぼすことができると思いませんか?
【原理原則 5】 リズムと周期
この原則は、宇宙のあらゆるものがリズムと周期に従って動いているといことです。
良い時もあれば悪い時もあり、常に一定の状態が続くことはありません。潮の満ち引き、月の満ち欠け、植物の成長サイクル、そして私たちの人生も、全てこのリズムと周期に従っています。
上昇と下降は常に繰り返され、その両方のポジションが必要不可欠なもの。そこに善悪はそんざいしません。あえて言うなら、「GO又はSTAY」に近いかなと思います。
重要なのは、「全てが移り変わるということを受け入れ、その変化に合わせて柔軟に対応していくこと」です。
「この世界はリズムと周期で動いている」と聞くと、占いの今年の運勢や今日の運勢を思い出す人もいるかもしれません。少なくとも私はそうでした。某占いの大殺界や天中殺なども人生の周期に沿ってアドバイスしているものですよね。
占いにしても、もとはこの原理原則を根底に置いていると、今の私は思っています。
日本には明確な春夏秋冬があるように、人の気持ちにも良い時と悪い時がある。やる気に満ち溢れている時と、まったくやる気がない時、何をやっても上手くいくと強気の時もあれば、どんなに頑張っても何も上手くいかないと感じる時もある・・・といった具合です。
そんな時は、「焦らずに、自分のリズムに合わせて行動する」ことが大切です。「明けない夜はない」、「勝って兜の緒を締めよ」、「禍福はあざなえる縄のごとし」どれも全ては移り変わるものであるという「リズムと周期」の原則を物語っていると思いませんか。
疲れた時は休むことも大事だよと、教えてくれるのもまたリズムと周期なのです。
では、どうすれば「リズムと周期」を味方につけて、夢をかなえ、素敵な日常を送れるのでしょうか?
それは、「上がり下がりを自然な流れと捉え、焦らずにリズムに合わせて行動する」こと。予定通りに進まなくても、その波や周期を理解することで、次のタイミングを掴みやすくなるものです。
仕事や勉強の場面での例をあげてみます。
仕事や勉強のパフォーマンスは、下がったり上がったりするもの。ずっと同じ高レベルの状態は、そもそも維持できないのが自然の摂理。
一日中ずっと同じ集中力を保つのは、よほどの超人でない限り無理です。疲れたら休む、休んだら集中して作業するという自然なリズムに従って、周期的に休憩を挟むことで効率を上げられるのです。たとえ1日10時間机に向かっても、その実は半分の時間も集中できていません。人間の集中力は45分が限度説もあるくらいなので、適度に休憩して、身体を動かし筋肉をほぐすことで、血のめぐりがよくなり、知のめぐりもよくしましょう!
実は感情にも波があります。
例えば、同じ事象(刺激)に対しても、落ち込んだり、幸せに感じたりすることがありませんか?そんな時は、リズムが崩れていたり、周期が乱れていたり、何かがずれているのかもしれません。
自分の感情の周期を理解して、辛い時には無理をせずに休むこと。
何かリズムや周期を乱す出来事(刺激)がなかったか、自分はそれにどう反応したかを、立ち止まって考えてみると、自然に調和のとれた「いい流れ」に乗れると思います。
【原理原則 6】 対と極
「全てのものは二つの対立する極を持つ」と教えてくれるのがこの原理原則です。
陰と陽、男と女、プラスとマイナスなど、この世界には必ず反対の要素が存在します。
善と悪、成功と失敗、ポジティブとネガティブも、全て相対的なものであり、どちらか一方だけが存在することはありません。
重要なのは、「対立する要素を分離して捉えるのではなく、全体として捉え、そのバランスを理解すること」です。
この原則を端的に言うと、「どんなものにも、反対の要素がある」と言いうことです。
例えば、喜びと悲しみ、悲しいことがあったからこそ、喜びをより強く感じられる。
光と闇、光があるから闇が生まれ、闇があるから光を感じられる。
実は、極端に見えるこの二つは、本質的には「同じことの異なる側面を見ているに過ぎない」
と言ったら信じられますか?言い換えるなら、一つのことを知るために、この極端に違う2つのことを知る必要がある、その視点から見る必要があると言えます。
これにより、どちらかに極端な思考に偏らず、バランスの取れた理解や判断ができるようになります。柔軟な対応ができるようになるということですね。
私の小さいころは勧善懲悪、絶対的な悪、絶対的な正義のアニメやドラマばかりでした。大人になって社会の複雑さが少しわかってきて、幼いころに見たアニメを見直すと気が付くことがあります。それは、自分が正義と思っているように、相手にも信じる正義があるということ。時代により何が正義か悪かは変わっていくし、絶対的なものではなく相対的なものなんだと分かるようになりました。
白黒はっきりつけるより、自分の価値観は白、相手の価値観は黒と認めあい、中間のグレーで折り合えるところもたくさんあるはず・・・ですよね。
例えば、職場でのリーダーシップについて、この原則を当てはめると、リーダーには「厳しさと優しさ」の両方が必要です。どちらに偏っても、そんな上司ついていけない(笑)
そう、何事も両方の極を理解して、状況に応じて適切な行動を取ることが重要になるんですね。
対と極の原理を理解することで、「物事を一面的に捉えるのではなく、より広い視野で見ることができるようになる」のかもしれません。
【原理原則 7】 全体性(全ては一つ)
これまでの6つの側面が示すように、「全ては相互に繋がり、一つの全体を形成している」ということを表しています。
個々の側面は独立して存在するのではなく、全てが「一つ」の原則の異なる表現であり、互いに影響し合っています。
この側面を理解することで、私たちは自分自身と世界をより包括的に捉え、より調和のとれた生き方をすることができるのです。
例えば、ボールペンを誰かに説明するときに、上から見ると丸い、下から見ると尖って、横から見ると長方形、斜めから見ると六角形、機能を見るとインクで紙に書ける、色を見るとインクが黒、ボディが透明・・・などなど
1つのボールペンを説明するのにいくつもの角度から説明しないと、ボールペンを見たことのない人には伝わりませんよね。7つの原理原則はこの感覚に近いかなと思っています。
重要なのは、「全ては一つであり、分離して存在するものはない」という認識を持つことです。
これまでの6つの側面を包括し、より高次の視点から物事を捉えることができます。
この7つ目の原則の例を出すと、
「どんなことでも、小さい部分が集まって全体を作っている」ということ。
どんな小さな部分も、それが集まることで一つの全体を形成している。全体はそれぞれの部分なしには成り立たないということでもあります。
逆に、全体の動きや性質は部分に影響を与えている、という相互関係も成り立っているんです。
例えば、学校の掃除で、みんなが少しずつ頑張れば、学校全体が綺麗になるといったこと。
一人ひとりの行動が、全体に影響を与える、決して大きなことを成し遂げることがすごい事ではなく、一人一人の小さなごみ拾いが町全体を綺麗にしていくといった感じかな。
これは、逆の作用もあって、学校全体にごみが溢れていると生徒一人一人の心や思考に影響して、成績が下がるとか、問題行動が増えるとか、そういう関係も成り立ってしまうんです。
ちょっと話は変わりますが、
「バタフライエフェクト」という心理学やカオス理論、気象学などで使われる概念があります。
これは、「力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象」と説明されています。
つまり、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な、別の場所で起こった現象が、別の誰かに影響している様子を指します。
「全ては相互に繋がり、一つの全体を形成している」という原理原則が世界の根底にあるから成り立つ概念ではないかと思います。
さて、この全体性(全ては一つ)という原理原則を体現していくにはどうしたいいのか?
大切な視点の一つに「相互関連性と総体的視点」という見方があります。
これは、物事をただ個別に見るのではなく、全体の中での意味や役割に注目することが大切だという考えから生まれる視点。これにより、問題解決や意思決定の場面で、バランスの取れた視点を持つことができるようになります。
例えば、
チームワークを意識する。
職場でのプロジェクトは、各メンバーが持っているスキルや役割が「部分」と言えます。これらが全て集まることで、成功という「全体」を作り上げることができるんですね。
各部分が適切に機能することで、全体としてのパフォーマンスが向上するのは、多くの方が体感していることかもしれません。
環境のサステナビリティも同じです。
個々の行動(例: リサイクルや節電)も、小さな部分かもしれないけれど、それが集まることで、地球全体の環境保護(全体)に貢献できるんです。小さいことで、自分1人が節電しようとしまいと何の影響もないと思ってしまうことも共感できます。が、ちょっとだけ視点を変えてみてみると、部分(自分の節電)と全体(地球資源を守る)がどう関わり合っているかを理解することができるのではないかと思います。
まとめ:7つの原則を使いこなして、人生をエンジョイしよう!
ケニーさんの7つの原則は、どれも人生を豊かにするためのヒントです。
心理学や自己啓発を知っている人や実践している人は、どれもよく聞く言葉だと思います。
人生を少しでも良くしたい、今の自分が苦しいと悩む人は一度は聞いたことがあるフレーズばかりでなないでしょうか。
私も全部知っているフレーズでしたし、内容も理解していたつもりでした。
が、実践は面倒で気が向いたときだけという怠け者です(笑)
このケニーさんの7つの原理原則のすごいところは、いままでバラバラに語られてきた真理を、関連づけ語ってくれたところです。
私なりに言い換えると、ボールペンの見え方の例を出したように、どの原理原則も「全ては一つ」というボールペンを6つの角度から説明しているとも言えます。
そして、実はとてもシンプルなことばかりで、誰にでもすぐに実践できるものです。
日常の中で起こる事象に、原理原則を、いっぺんに当てはめて考えるのではなく、気になった一つを当てはめて考えてみる、そういうことを繰り返していくことが大切です。
私も「刺激と反応」はよく日常生活の中で意識しています。
よくあるのが、洗面所を水浸しにしてそのままにしていく家族を毎朝見るのですが、そのたびに「ムカつく」と無意識に反応しています。やっとこの頃、「あ~これが刺激と反応ね、反応は変えられるはず」と思えるようになってきました。掃除する私は、「これで徳を積めるんだ」と思うようにしています(笑)きれいにすると気持ちいいですしね、気持ちいい空間で仕事も生活もしたいので。
そして、その波動(振動)が共鳴する相手やものが集まってくるだろうと思っています。
かなり長いブログになりましたが、一気に書き上げ気が付くことも多かったし、自分がどういう風に今の時点で理解しているのかもわかりました。
お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
ということで、次回は数秘と原理原則を絡めた内容にできるといいなと思っています。
数秘術で世界を知りたい「coco6」でした。
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